オクラの手入れ方法
オクラは家庭菜園でも育てやすく、手入れも比較的ラクに行える植物です。
しかし、種をまいたり苗を植えつけた時のまま生育するのは良くありませんので、簡単な手入れは行うようにしていきましょう。
きちんと手入れをしてあげれば、収穫の時期になった時の喜びも大きくなります。
種が発芽した後、少し成長してきたら間引きを行います。
一つの場所には一株を、という植物も多いのですが、オクラの場合には一つの場所に3株ほどを残します。
これは後々の収穫の時期に実りをコントロールできるようにするためです。
オクラは成長が早く、花が咲いてから7日から10日後には実が食べ頃になります。
オクラの実は成長し過ぎると固くなってしまい、美味しく食べることができなくなってしまうので、花が咲いた後はこまめに観察を行い、実が7〜8cm程度になったら収穫します。
茎が固いので、ケガの防止のためにもかならず剪定用のハサミを使って収穫して下さい。
実を収穫した後は、実の近くの葉を取り除き、上へ上へとどんどん成長させます。
オクラは横にはあまり成長しませんが、上にはぐんぐん伸びていきます。
夏が過ぎ、台風の季節になると強い風で倒れてしまう恐れがあるので、背丈が1mほどになったら支柱を立てて、オクラを守ってあげます。
オクラの天敵はアブラムシとハマキムシです。
まだ背丈が低い若いうちから発生しやすいので、アブラムシを見つけたらすぐに取り除きます。
葉の裏に潜んでいることが多いのでよく観察してあげて下さい。
ハマキムシはその名の通り、葉を丸めてその中に潜むので、不自然に丸まった葉を見つけたら注意します。
葉を開いてみて、虫がいるのを確認したら、その葉ごと取り除いてしまいましょう。