スイカの手入れ方法
スイカの栽培の中でも重要なポイントが多いのが、生育途中のお手入れです。
お手入れをきちんと行うことで、しっかりとした実ができやすく、実の大きさや味などに大きな影響を与えます。
スイカのお手入れでまずやらなければいけないことがホットキャップをかぶせるということです。
気温がまだ低めのうちは欠かせないので、かぶせておきましょう。
成長してくるとつるがどんどん延びてきますが、ここからさらに手間をかけて育てていきます。
まず、本葉が6枚くらいなるまで育ったら、摘心をします。
摘心というのは通常脇芽を摘むことが多いかもしれませんが、スイカの場合は親ヅルを切って子ヅルを伸ばしていきます。
そして、子ヅルが伸びてきたら、よく成長している子ヅル3本〜4本程度を残してそのほかのツルは取ってしまいましょう。
もったいないようにも思えますが、こうすることで少ないツルに栄養を集中させることができ、よく育つようになります。
この後、どんどんツルが伸びていきますので、空中栽培や地這い、あんどん作りといった方法で育てていきます。
どれでも同じように育ちますが、簡単なのは地面にそのまま這わせて栽培する地這いではないでしょうか。
家庭菜園を行う場所のスペースなどによって考えれば良いでしょう。
そして、この後がスイカの栽培で一番大切なポイントとなります。それは人工授粉です。
スイカの花のつぼみが出始めたら、よく観察してみてください。
花の付け根が小さなスイカのように丸く膨らんでいるものは雌花、ふくらみがないのが雄花です。
花は、早朝に咲いてすぐにしぼんでしまうので、人工授粉を行う際には晴れた朝に早起きをして行いましょう。
雄花を取り、花粉を雌花に付けます。
受粉が成功すれば、その後雌花の下にあった膨らみがどんどん大きくなって小さなスイカになってきます。
この状態になるとどんどん実が成長しますので、肥料が大目に必要になってきます。
追肥を忘れずに行いましょう。