トウモロコシの収穫
栽培しているトウモロコシの果実をいつ収穫すればいいのかについては、果実の生育の様子がよくわかりにくいですから、特に初心者の方は迷いがちです。
普通は絹糸(果実についている毛)が出てから3週間が収穫の一応の目安とはなっています。
しかしいつ絹糸が出たか忘れてしまうことももちろんあるでしょう。
そのような場合は、絹糸の色がこげ茶色になった頃が収穫の時期と考えればいいでしょう。
あまり放っておくと絹糸の艶がなくなってきます。
そうなると熟しすぎて収穫が遅いということになりますから、注意が必要です。
収穫する際には、中の果実の実入りを確認するようにしましょう。
トウモロコシの果実は一本の茎に数個できます。
一番上に出来る実が最も大きく成長します。
そのため、これを収穫するトウモロコシとして最後まで残し、後から下にできる果実に関しては、小さいうちに採るようにします。
この小さな果実はヤングコーンとしてサラダなどで使うとよいです。
つまり、立派なトウモロコシとして収穫できる果実は1株につき1個、ということになります。
収穫したトウモロコシは、できるだけ早く食べるようにしましょう。
収穫後もトウモロコシの果実は生きていて生長を続けており、取り込んでいる栄養分の分解を続けていますので、早く食べないと甘味が落ちてしまいます。
スーパーなどで売っているトウモロコシとは全くちがう、甘くておいしい果実を楽しむことができるのが、家庭菜園の醍醐味のひとつでもあります。