トウモロコシを育てる時の注意点

トウモロコシの栽培方法

トウモロコシの栽培は簡単で、初心者でも立派に果実を収穫することができます。

それでは失敗なくトウモロコシを育てるためには、どのような点に注意すればいいでしょうか?

まずは土づくりです。

これはどの野菜に関してもいえることですが、トウモロコシの場合は種まきから収穫がおよそ3か月と比較的短いために、十分に肥料を施した肥沃な畑であることが必要です。

トウモロコシは肥料をたくさん必要としますから、畑の土にはあらかじめ元肥を多く混ぜ込んでおくことが重要です。

土は水はけのよいものにします。水やりは十分に行うようにします。

土が乾燥するようでしたら、実が大きくなりません。

トウモロコシは栽培する株数が少ないと、受粉がうまくいかず果実が思うように生育しません。

できれば10株以上は栽培するようにしたいものです。

果実の生育のほか風による転倒被害防止のためにも、1列ではなく複数の列にして植え付けるようにするとよいです。

種まきは暖かくなってから行います。

トウモロコシは低温に弱く高温を好みますので、遅霜に注意して4月下旬頃から種まきするようにします。

株間は30cmとし、一カ所に3粒程度点まきします。寒冷紗で覆っておくと発芽がよくなります。

芽が出て背丈20cm、本葉2〜4枚頃になったら間引きをして、一カ所に一本にします。

間引きは茎をハサミで切り落とすとよいでしょう。

やがて茎に雌穂がつくようになりますが、一番上のものが最も大きくなるため、これを残して、残りの実は小さいうちに採るようにします。