トウモロコシの植えつけ方
家庭菜園でトウモロコシは定番です。
私たち日本人にとって、昔から愛されている野菜のひとつです。
トウモロコシは収穫してからすぐに味が落ちていくといわれており、収穫してすぐに食べるのが最もおいしいとされています。
そのため、もぎたてのトウモロコシを食べることができるのが、家庭菜園の大きな魅力のひとつです。
トウモロコシの種まきは、暖地では3月下旬、寒冷地で5月くらいから開始します。
野菜によっては、発芽をよくする目的で種まきする前に水に浸すことがありますが、トウモロコシの場合は水には浸さないようにしてください。
1列だけで生育させたのでは受粉しにくいため、幅80cm程度の畝に60cmの幅で株間が30cmとなるように2列に筋蒔きにします。
1カ所に3〜4粒ずつまいて、2〜3cm覆土し、上から軽く手で押さえるか、軽くかかとで踏みつけるようにします。
本葉が3〜4枚の頃に1本立ちにして間引きします。
間引きする際には、根を保護する目的で、間引く芽を土から手で直接引っこ抜くのではなく、間引く芽の茎をハサミで切り取るようにしましょう。
その後転倒防止のために土寄せをしておきます。
このとき、茎の生え際部分にわき目が生えていることがありますが、これは光合成のためにも抜かずにそのままにしておきます。
トウモロコシの植え付けの株数は、10株以上を植え付けできる場所を確保するようにします。
株数が少ない場合、実が歯抜けとなってしまいます。
また1列だけで長く植え付けるよりは、短くても複数の列にした方が花粉の付きがよくていい果実ができやすく、また風による転倒の心配も少なくなります。
植え付け後は土の乾燥防止と防草のために、畝にマルチングかもしくは敷き藁をするようにします。