トウモロコシ栽培のための土づくり
トウモロコシの栽培は簡単なので、初心者でも作ることができます。
とはいっても、ただ単にその辺の土に種をまくだけでは、もちろんうまくいくはずはありません。
失敗しない栽培のために、土づくりではどのような点に注意すればいいでしょうか?
植え付ける場所は、水はけや日当たりが良い所を選びます。
植え付ける場所が決まったら、植え付ける前に堆肥、苦土石灰、化成肥料をまいて、深さ30cm程度まで十分に耕しておきます。
その際、種の根が化成肥料に直接当たると痛みますから、肥料は十分に混ぜ合わせておくようにします。
またトウモロコシは微酸性(pH6.0〜6.5)を好みますので、苦土石灰の量も適宜加減します。
手順としては、まず小石やその他異物を除いて固まりのないようにしっかりと耕した土で80〜90cmくらいに畝幅をとります。
種まきの2週間くらい前までに、pH調整のために苦土石灰を100〜150g/㎡を入れます。
そして1週間前までに堆肥を2kg/㎡、化成肥料を100g/㎡入れて、十分に混ぜ込みます。
植え付ける株間は30cmが適切ですので、畝の長さは30cm×株数が目安となります。畝の高さは10cm程度に作ります。
ところで、畑の土のpHは、pH試験紙を使って簡単に測定することができます。
畑の4隅と中央の深さ10〜15cmの部分の土を大さじ一杯採り、土の2.5倍の量の水に入れてよくかき混ぜて数分待ちます。
上澄み液にpH試験紙を浸して、サンプルと同じ色のpHの値を読み取ります。
pHの値が小さい酸性の場合は畑にまく石灰の量を増やす必要があります。